こんにちは。
Apple製品は好きですか?僕は好きです。
僕のAppleとの付き合いを思い出していくと、高専時代にMacintosh SE(だったかな?)でハイパーカードなんかの勉強をしていたのが最初でした。でも当時は最新のWindows95があったので、Macはショボいパソコンもどきぐらいの認識しかありませんでしたね。
そんな認識があったので、iMacが発売されても興味を持てず、僕の青春時代はPCといえばWindows(とMS-DOSとポケコン)しか無かったと言っていいでしょう。
そしてそのうちWindows XPの大きな波に飲まれ、それからしばらくはWindows系で環境を構築(主にDTM用)して行きました。
転機となったのはiPod 3rd時代のiTunes for windowsの発表でした。
当時iPodを首からぶら下げている人をかっこよく思っていたけど、互換性を気にして踏み出せなかった僕は早速iPod 3rdを購入し、iTunesとiPodの組み合わせの便利さに衝撃を受けました。
この時からAppleには一目置いていたのですが、Windowsで構築した環境を変えるには至らず、でもWindowsの周辺機器の相性問題には悩まされていた時期を送りました。その時の職場はMacを使っていて、僕個人もMacのintelアーキテクチャへの変更のタイミングでついにiMacを購入し、そのわかり易いインターフェイスと相性問題の無さにすっかり魅了されてしまいました。
それでもまだ携帯はWindows MobileやNokiaを使っていたのですが、ある日ジョブズのキーノートをリアルタイムでチェックしていたらiPhoneが発表され(噂はありましたが)、一人歓声をあげて、翌年の発売日には並ぶまでにAppleフリークとなってしまいました。
ただし、それもこれも、Apple製品の生み出す確かな実益があってこそです。今後Appleが製品のブラッシュアップだけに終始し、他社にブレイクスルーを持っていかれるようであれば、そっちに流れる可能性ももちろんあります。盲目なAppleフリークというわけではなく、他社と比較して結局Appleを選択している状態なわけです。
そんな中級Appleフリークの僕が、Appleの今後のロードマップを予想してみます。当たる当たらないより、ひとつの妄想として楽しんでいただければ幸いです。
僕が予想するAppleロードマップ
・iTV(iPanel)
時期:2014年2月発表?
(写真はapple TV)
まず2013年現在、Appleは柱となるMac,iPhone,iPad,iPodの4つの製品に、Apple TVなどのサイドメニューがありますが、ここにiTV(iPanelになりそう)が加わるでしょう。サイドメニューとして。
Apple TVはテレビに繋いでYouTubeやiTunesのビデオなどをみる物ですが、iTVはテレビそのものです。ジョブズは生前テレビの複雑なリモコンをディスっていて、このディスる行為はAppleの新製品がでる前の恒例の儀式となっています。そして噂されてからの日数も開発に十分なもので、液晶パネルの取引量も数年前とは比べ物にならない量となっているAppleは、iTVリリースの条件を完全に満たしています。
個人的な予想としては、Apple TVの機能に地上波TVとソーシャルを合体させ、タッチパネルのリモコン付属の新Thunderbolt displayになる、というところでしょうか。このリモコンは廉価版iPod touchのようなもので、iPod touchやiPhoneでも代用可能だったり。売り出し方はあくまでThunderbolt DisplayとApple TVの合体プラスリモコンという感じ。
解像度は地上波デジタルの2倍、3840×2160(つまり4kテレビ)か、現行のまま2560×1440。画質重視なら整数倍の3840×2160が圧倒的ですが、コスト面からいえば2560×1440も切り捨てたくないところですね。もしくは、サイズによって違うようにするか。ディスプレイ用途メインの32インチiTVが2560×1440で、テレビ視聴メインの42、52インチが3840×2160など。いかがでしょう。4kはちょっと時期尚早な気もしますけど。
発表時期はパーツのリーク情報が無いため、早くとも今年後半、10~11月と言いたいところですが液晶パネルにおいてシャープが足を引っ張っている感じですし、後述のiPadの兼ね合いもあり来年になると予想します。
・Macbook Air (Mid2013)
時期:2013年6月発表?
(写真はMid2012)
Macbook Pro retina13インチの登場によって存在感が薄くなりつつあるMBA(特に13インチ)ですが、2013年にはその立ち位置をより明確にする必要があるでしょう。
つまり「軽さ」と「価格」です。「軽さ」についてはゴリラガラス3と次期CPU”Haswell”の省電力化によるバッテリーのサイズダウンが貢献するはずです。ゴリラガラス3を構造体に組み込むことで、ベゼルは黒になるんじゃないかと思います。ただ、それだけでは劇的なサイズダウンはなく、メインは価格になるような気がします。特に13インチの価格を少し下げることで、廉価なMacbookとして入門的な色を濃くしていくのではないでしょうか。その関係上、11インチのみ筺体の変更ということもあるかもしれません。つまりMacbook白の役割がMacbook Air 13インチになり、黒ベゼルの新Macbook Air 11インチ、そしてretinaの13インチと15インチというラインナップですね。Airのretina化はまだないでしょう。新CEOのティムクックは在庫管理が強みですから、今までもラインナップにレガシーで安価なものを必ず用意してきたので、今回もそうなると予想します。時期はHaswellのローンチが6月なのでその月のWWDCで発表されるとほぼ断言していいでしょう。
・iPad5,iPad mini2
時期:iPad5のみ4月、iPad mini2 はiPad6とともに2013年10月発表?
(Ultrecht’s galleryによるコンセプト画像)
これは大枠の仕様はほぼ確定していますね。iPad5はiPad miniと同じ見た目になり、iPad mini2はretina displayを搭載、までは確定でしょう。問題は時期ですね。もしiPadを4月に発表するならCPUは現行iPad4と同じA6Xを使います。しかし、iPhone5Sを6~7月に新CPUのクアッドコアA7で発表した後にiPadを発表する場合、CPUはA7Xを使うことになります。さらに最近のリリース間隔が半年に早まっていることを考えると、4月にiPad5(新筺体,A6X搭載)で、10月にiPad6(マイナーチェンジ、A7X搭載)とiPad mini2(retina display,A6X搭載)の同時発売という線が現実味を帯びてきます。AppleはiPadとiPad miniの比率を50:50にしたいと言っていたので、性能に必ず差をつけるはず、さらに今すぐiPad miniにretina displayを搭載することの難しさやA5Xの早々に打ち切られたダメっぷりから、4月のA5X搭載iPad mini2 with retina displayは無いとみていいでしょう。かといって、iPad5と同じA6Xでは差別化できずminiが売れすぎてしまうので、必然的にiPad mini2は10月近辺になるはずです。ついでにいうとIGZOの液晶パネルは間に合わないと思うので、iPad mini2はやはり重く分厚くなる気がします。
最近のiPad5の流出具合をみるとiPad5の発表は近い、となれば上記のリリース間隔が一番理にかなっているといえます。あとは思ったよりAndroidが伸びてきた場合、値下げでバランスを取るんじゃないでしょうか。本体販売数が減ることが本体利益率より重要な問題ですからこれはやむを得ずですね。むしろ値下げ期待です。
・その他
Mac ProはiMacがすでにハイアマチュアから普通のプロまでカバーしているので、大々的に改革して打ち出すことはもう無いでしょう。さすがに筺体がでかすぎるのと端子が古いので、その辺をちょっと追加・変更して終わりだと思います。これはMac Proを必要としている層もそんな改革を必要としていないので当然といえるでしょう。
iPhone5s,iPod touch6はほぼ例年どおり、iMac、Mac mini、Macbook pro retinaもマイナーチェンジでしょう。人によってはHaswellの恩恵がでかいと感じる人もいると思いますけどね。
・まとめ
こうしてみると、2013年はほとんどラインナップに変化が無いように感じます。しかしこれもジョブズの冒険心からティムクックの堅実性にシフトしていっている事を感じさせますね。iTVを早く発表できればまた印象も変わってくるかもしれません。
この予想がいくつ当たるか、今から楽しみに待ちましょう。
画像参照元:Guilherme Schasiepen
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