こんにちは。
今日は新しいiPhone5Sの発表があったり、サッカー日本代表の親善試合があったりと、メディアが賑わう一日となっていますね。
そんな中僕もひっそりとブログを更新していきますよ。
今回はDTMerにおける永遠の課題、リズムトラックの制作を助けるデバイスの紹介です。
Native Instruments MASCHINE MK2を
試してみる
MASCHINE MK2とは
コンピューター基盤の音楽制作の柔軟性とグルーヴボックスの身軽さが一つになった ハードウェア・コントローラ。
スピーディーで直感的なビート制作のための革新的なグルーヴ制作システム。ソフトウェアの柔軟性とハードウェアの実感・ダイレクトさを融合。公式より
すごく箇条書きな売り文句ですが^^; とにかく高性能なグルーヴボックス・シーケンサーだということでしょう。
ちなみにドイツ本社のNIは日本人スタッフを募集しているようなので、この文章を超えられる人は是非応募してはどうでしょうか。
Padについて
この4×4のPad形状自体は、以前からMPC等で使われているPad好きには親しみのある形状で、ドラムを指で叩くには程よい大きさ、感触です。
一般的なMIDIコンのPadと違い感度が抜群に良く、ミスタッチで側面に触れても弱く音が出るレベルの感度となっています。これにはどうやら一般的なMIDI規格の127段階の処理では無く、マウスなどに用いられる、より詳細に圧力を検知するアルゴリズムを採用しているからとの事です。
試しに、KorgのmicroKONTROLについてるPadとMaschineの両方でPadをグリッサンドしてみましたが、Maschineだけが全て反応しました。めっちゃすごいです。
使ってみた感想としては、スネアのゴーストノートなんかがかなりいい感じに再現でき、後からベロシティを調整せずともグルーヴをプレビューできるのが素晴らしいと感じました。見た目に反して生音系の打ち込みに向いているかもしれません。もちろんステップシーケンサーモードでガチガチのリズムを素早く作ることもできます。
ソフトウェア
Maschineの特徴である専用のソフトウェアはかなり便利です。左のブラウザでプリセット一発呼び出し、それからワンショットのサンプルをブラウズし、プリセットの不要音と入れ替え。さらにはPCのブラウザからドラッグ&ドロップも可能。必要な16個のサンプルが一瞬で揃います。
で、演奏後にLogicやLiveなどのDAWにドラッグ&ドロップでエクスポート。早い。
なにより今話題のLogic Pro Xでプラグインとして活用できるのは嬉しいですね。Logicでダンス系の制作をしても今後はもっとはかどるようになるでしょう。
MASSIVEが便利に
Maschineで地味に効いてくるのが8個のツマミ。MASSIVEなどのソフトシンセをMaschineに読み込み、メインパラメータを操作できるのでベースの音色選びが簡単です。ただしPadでそのまま演奏するのは慣れが必要なので、その場合別途キーボードも接続しておいた方がいいかもしれません。
DAW上ではなく、Maschineソフトウェア上でオートメーションを描けるのも僕的にはナイスです。
不満点をあげるなら、組んだトラックをパラでDAWに出力できないことぐらいですね。現状ひとつづつソロにして出力しないと駄目だと思います。もしやり方知っている人がいたら教えて下さい^^;
まとめ
リズムトラックの制作は様々な方法がありますが、Maschineは確実に制作の助けになると思います。DAW上にサンプルを並べたり、ループをエディットするのも良いですが、頭で考えるよりノリでPadを叩いたほうがいいものができる時も多いです。その際のPadのクオリティというのは出音に直結するわけで、MaschineのPad感度は信頼できる楽器としての価値があるといえるでしょう。
AbletonのPushと比較する場合、単純にPadの使用目的で評価が分かれるように思います。Pushはボタンが多いし、キーボードモードの演奏が超楽しそうです。スケールも設定できるし。対してMaschineはリズムの叩きやすさでは上を行くので、この辺は好みですね。いずれはPushもキーボードとLive操作用に欲しいかなあ。
Native Instruments社はこないだ日本法人が出来たばかりなので、今後に期待してKomplete 9 ultimateも買おうと思っています。Maschineを持っている人は安く買えるし。NIの未来に期待しています。
下のYouTubeは開封&デモの様子を撮影したものです。参考にどうぞ。
制作した楽曲公開中です。よかったらどうぞ!
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